七夕

七夕です．お星さまの日です．つまりはスピードスターな謙也くんの日です．というわけで短い突発ネタです
眠いのでぐだぐだですが，それでもいーよーって方は続きからどうぞ

「光！今日は何の日や？」
「春頃にもそんなん言うてませんでした？」
「えぇやん！なぁ，何の日？」
「7月7日，七夕っすね」
「せや！ちゅーわけでお祝いするでー」
「アホちゃいますか」
「酷っ！七夕言うたらお星様やん．浪速のスピードスターが祝わんでどないすんねん」
「どうもしません」
「何かいつもに増して冷たない…？」
「朝から翼が短冊書け言うてうるさいんすわ．適当に流しとったら義姉さんまで来るし」
「翼くん可愛ぇなぁ．短冊くらい書いたらえぇやん」
「好きやないんですよ，ああいう漠然とした願い事」
「俺は好きやけどなー．普通に全国優勝とかじゃアカンの？」
「それは願い事やなくて目標でしょ．自分で努力せなどうにもならへん」
「…どうしよ，光．今までずっと”もっと速く走れますように”って書いて来たんやけど」
「ホンマわかりやすい人やな．別にえぇんとちゃいます？その気のない人間が書いても無意味やって言うとるだけですから」
「…あ，わかった！なぁ，やっぱり光も書こうや」
「は？」
「あんな，目標でえぇねん．お星様に願い事して，俺らはそれを追いかけるんや！」
「謙也さん，寒すぎ」
「うっ…」
「でもまぁ，しゃーないっすわ．謙也さんがそこまで言うなら書いたりますよ」
「ホンマ！？あ，ちゃんと織姫と彦星が会えますようにってやつも書くんやで？」
「嫌です．だいたい，天の川が見えようが見えまいが星はそこにあるやん」
「夢のないやっちゃなぁ…．えぇと思わん？毎年みんなに応援される恋人」
「へぇ，謙也さんは俺と年に一回しか会えんでもえぇんや」
「そんなん嫌や！」
「言いだしたんはアンタやろ．まぁ俺は別にえぇですけど？」
「うぅ…」
「ホンマにアホやなぁ，謙也さん．冗談ですよ．アンタが俺に会わんと居れるはずないし」
「やって光が好きやねんからしゃーないやんか…」
「涙目んなってホンマ可愛ぇ．アンタが俺と一緒に居るんは当たり前っすわ」
「ホンマ？」
「ホンマです．いくらスピードスター言うても俺からは逃げれませんよ」
「逃げへんわ」
「逃がしませんけどね」
「恥ずいやつ…///」
「好きっすよ，俺の可愛ぇ謙也さん」

「（朝からイチャつくなアホー！）」
「（うるさいっすわー．部長なんか金太郎に”毒手消えろ”て書かれたらえぇんや）」
「（そういや銀に彦星と毒手どっちが強いかきいとったなぁ）」
「（金ちゃん，とりあえず七夕の正しい知識覚えよな…）」